【著作権】侵害するとどうなっちゃうの？

【著作権】侵害するとどうなっちゃうの？

スイーツデコ作家さんやハンドメイド作家さんのみならず、

自分の作品を世に送ろうとしている人。

すでに自分の作品を発表、販売している人。

知らなかった！じゃ済まされない、この権利を知っていますか？

『著作権』

ある程度ニュースを確認しているのであれば、

何気なく聞いたことがあるだろうこの権利。

「自分の作品（商品）を販売する人」であれば

知っておくべき、すっごく大事な権利です。

知らなかった！じゃ済まされない事態に陥る前に、

しっかりチェックして、自分の身を守りましょう。

著作権ってどんな権利？

ざっくりと説明するならば、

「私が作った作品、無断で使うな！」って言える権利。

ちょっと詳しく説明してしまうと、

著作権については大きく２つに分かれていて、

➀意匠権、商標権といった「産業財産権（工業所有権）」。

➁文化的な創作物を保護の対象とする「著作権」。

･･･という解説が始まってしまうくらいにはややこしい。

言葉にすると「？？」ってなりがちなんで、別の機会に事例を挙げつつ説明します。

私の気が向いて気力がある時にでも…。

なお、この権利はちゃんと法律で守られています。

著作権のある著作物を著作権者の許諾を得ないで無断で利用すれば、

著作権侵害とみなされてしまうので注意が必要ですね。

『著作権』の罰則は？

著作権ってどういうものなの？

を解説する前に、著作権を侵害したらどのくらいの罰則が定められているのかご紹介。

著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、

10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金。

ちなみに、これらは「知らなかった」じゃ回避できません。

まあ、ぶっちゃけて言うと、

たかが一作家が著作権侵害しても上記のように訴えられるのは希の稀。

後でハンドメイド作家さんが著作権侵害してしまった事例と結果を

ご紹介しますが、そちらを見ていただいた方が想像しやすいのかな？

ちなみに、よく映画など見に行く人なら、

上映前に流れている「録画しない」みたいな注意事項見たことあると思います。

それに関しての著作権はこっちですね。

私的使用目的であっても、無断でアップロードされていることを知っていて、

かつダウンロードする著作物等が有償で提供・提示されていることを知っていた場合、

そのサイトから自動公衆送信でデジタル録音・録画を行うと、

２年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金。

見たい映像はネットで検索してる！っていう人がいたら要注意事項です。

気をつけましょう。

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著作権を侵害してしまった、とあるハンドメイド作家

これからご紹介するのは、著作権を侵害してしまった

とあるハンドメイド作家さんの身に降り注いだ出来事です。

私とそのハンドメイド作家さんは知り合いというわけではなく、

ブログ徘徊をしているときに出会って様子を見続けていました。

以下、その作家さんをAさんとお呼びします。

Aさんは、作品のクオリティの高い方で、写真の撮り方もとてもうまい。

ブログの更新はそれほど高くはなかったのですが、

その作品に惹かれてファンになった人たちのコメントがちらほら。

委託販売をされていて、告知するとすぐに完売！と状態になっているのも見ることがあります。

事の始まりはAさんが何気なく更新した記事。

尊敬する作家さんを紹介していた記事だったんですが、

紹介していた作家さんのブログを探してみると、Aさんが販売してきた作品がほぼ一緒だったんです。

どうやら、尊敬する作家さんの作品を真似ていたらしい。

私以外にも検索した人がいたらしく、

「パクられていますよ！」という通報を

Aさんが尊敬する作家さんたちにした人がいたみたいです。

当然ながら、

デザインを盗用された作家さんはAさんに猛抗議。

今までファンだった人たちも「パクリだったのか！」ということでコメント欄は荒れに荒れ。

Aさんは初め、お詫びと称してブログに載せていたのですが、

ついにはブログそのものを消してしまって行方知れずになってしまいました。

これはハンドメイドが注目された初期の出来事で、

今はこんな作家さんはいないとは思いますが…、

こんなこともあったんです。

Aさんは（盗用したとはいえ）技術もあっただろうし、

著作権を知っていればこんなことにはならなかったんじゃないかな？と思います。

今回紹介したAさんクラスの騒ぎはなかなか起きませんが、

著作権侵害はハンドメイド業界だとわりと横行しているんです。。

私も「人気のハンドメイド作家になろう！」系の本はいくつか持っているのですが、

著作権について触れている本ってなかなかないんですね。

書いてあると思っていたので、今回、記事を作成しながらかなり驚きました…。

著作権は知っておかないと罰則と隣り合わせ！ということにもなります。

それに、著作権侵害してしまうと相手の気分も害してしまいます。

気持ちよく自分の作品を販売するためにも、

著作権についてはこれからも何回かに分けてご紹介させてくださいね。